じゅて~む ファンレター編 通算第104夜
【あらすじ】
N県新潟市やN県長野市でコント活動をする集団の、コント台本を担当している江尻晴子が、架空の男性・達太としてエッセイ連載にチャレンジ。
そして、達太の外見は、39歳にして徳川家康公にそっくりであった・・・。
--------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------
まずは自己紹介から。
俺は達太。39歳。会社員。
最近、シンゴジラとシンウルトラマンが大人気と聞き、
負けていられんとメガフォンをとったが、俺はこれまで映画を1本も撮っていないので、
何にシンして良いやらわからず、
富山県にシン湊という町があることを偶然知り、大人しくシン湊に引っ越してきた。
なに。エッセイストであることには変わりない。
だが。横書きでしかエッセイできなくなってしまった。
皮肉にも、俺がM県新潟市を去るタイミングと同時であった。
万一にも無事を心配してくれたハルキストがいたなら、3万円か薔薇1輪か、
牛丼クーポンを差し上げたい。
ならば牛丼クーポンが一番欲しいだろう?いっちばん魅力的だろう?
だが早まるな。お金って概念をハルキスト達に広めてみせよう。
今、みんなは三万と、薔薇と、牛丼なら、牛丼が一番欲しい。
だが。お金に置き換えてみよう。数値化だ。
三万は30,000。薔薇は時価。牛丼クーポンは100円。
迷わず何を選んだら良いか、わかったね。
それでも牛丼だ。
ところで、しまった!俺の自己紹介の冒頭「N県新潟市」が「M県新潟市」となってる。
書き直せばいいのだが、このまま進もう。
こういうときは遠慮なく罵倒しろよ?!
宮城県新潟市?宮崎県新潟市?など、はしゃいで、俺を喜ばせなくてもいいんだ。
「N」ではなく「M」で打ってますよ、と咎めてくれよ。
今夜の俺はフランクだろう。
お気付きか。
横書きのためだ。手紙のようだろう。
この先のじゅて~むはエッセイではなくファンレターとする。
ハルキストに宛てたファンレターだ。中には村上春樹のファンも混ざっており混乱するだろう。なんでこんなの届くのかしら、と。仕方ない村上春樹に没頭した報いだ、宮村達太と江尻晴子が一生付きまとう。
ファンレターだ。ファンが作家に贈るべき手紙を、俺からファンに送る。火曜日に。
なぜ火曜か。
火は素晴らしい。肉に火を通して大盛にして味付けをすることを、人間に、もたらした。
火は、肉に、衣を付け、油を熱し、揚げて大盛にすることを、人間に、もたらした。
だから火曜日にファンレターを書く。
届くのは水曜?沖縄なら木曜?
バカ言え、今はSNSと出前の時代。どこにいたって当日中に出前が届く。
え。そうなの。と思ったハルキスト。正しい。ひるむな。
どこにいたって当日中に出前が届く、え??
だが火曜、どこにいたってファンレターが届く。出前のごとく。
だがいつ見てもらっても結構。いつだって結構、読んでくれるなら。
これからもよろしく。
今夜は笑い要素が少ないか。すまん。お待ちどおさま。
じゅて~む
0コメント