じゅて~む エッセイ編 第五夜












【あらすじ】


N県新潟市やN県長野市でコント活動をする集団の、コント台本を担当している江尻晴子が、架空の男性・達太としてエッセイ連載にチャレンジ。


タイトルの「じゅて~む」は愛しているという意味だが、架空の男性・達太が主人公の小説「じゅて~む」からの引用でもある。


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まずは自己紹介から。


俺は達太、会社員だ。実年齢38歳。


血管年齢80歳。




座右の銘は弱肉強食。



好きな四文字熟語は弱肉強食。意味はよくわからないが、四文字の中に「肉」も「食」もあり、更には「強」という凄い文字もあるではないか・・・。




そういえば四文字熟語でもうひとつだけ、尊敬するものがある。


それは大盛無料。こちらは意味もわかる。誰でもわかる。子供でもわかる。漢字が四文字だけだというのに、ものすごい情報量であるし、その多量の情報が、脳に、心に、良い内容ばっかりである。


大盛が無料であるとイッパツでわかる。子供でもわかる。




いや。ちょっとストップ。子供に大盛無料が読めるだろうか。


有能な営業マンはまず常識を疑い、そこからビジネスチャンスを探すものだ。俺もそうだ。今は総務だが。営業は動くことが多く、メシを定刻に食えないから事務所にずっといたら総務に回されたからだ。だが今それはどうでもいい。


子供は漢字が読めるのか、という問題。まあ、漢字くらい子供でも読めるだろう。だが自分が子供のときに漢字を読めたかが思い出せないのだ。とうの昔すぎて。




そして本題へ。


本日のテーマは「大豆」を畑の肉というのをやめてほしいというという・・・。


肉と思って、目の前に豆があったときのショックを想像して欲しい。だからやめて欲しい。


イルカを海豚と書くのは、やめなくていい。続けて欲しい。


「豚」の一文字には、豚肉・豚丼・豚串の意味合いがあり、「海」の一文字を帳消しにする力があるからだ。




それと「雨女」もやめてほしい。男なら誰もが一度はそう思ったことがあるだろう。


日本には「雪女」という、怪しくも美しい女性がいるからだ。だから何となく「雨女」にも怪しい美しさを期待してしまうのだ。


「あたし雨女なの」との会話が背中で聞こえたとする。ラーメンや牛丼を食べているとき以外、俺は必ず振り返ってその女を盗み見してしまう。


盗み見して女が、怪しい美女であった場合はいい。「背筋が凍りました」などのジョークを交えて食事に誘えばいいだけのこと。


しかし。健康的な美女やお婆さんだった場合は??


だから「雨女」はやめて欲しい。




今日もエッセイらしかったな。




しかし、エッセイだというのに「あらすじ」が冒頭にある。エッセイらしさが減っているな。




じゅて~む




じゅて~む

【あらすじ】 N県新潟市やN県長野市でコント活動をする集団の、コント台本を担当している江尻晴子が、 架空の男性・達太としてエッセイ連載にチャレンジ。 そして、達太の外見は、39歳にして徳川家康公にそっくりであった・・・。

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