じゅて~む 第99夜 「風呂場まで持っていく秘密②」
【あらすじ】
N県新潟市やN県長野市でコント活動をする集団の、コント台本を担当している江尻晴子が、架空の男性・達太としてエッセイ連載にチャレンジ。
そして、達太の外見は、39「歳にして徳川家康公にそっくりであった・・・。
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まずは自己紹介!と、かましたいところだが、大変な事が起こった。
俺は達太、39歳。
昨年40歳を迎え「人生折り返し地点に来たな」と思ったので、今年の誕生日に本当に折り返してみた。
そうした結果、39歳だ。
会社員だ。
だが、そんなことはどうでもいい。
似ている有名人はバッハ。
代表曲はG線上のアリア。
まるで俺の代表曲と聞こえるように俺は述べる、なんて悪ふざけをしている場合ではない。
ちょっと、よく見てもらえないか、
バッハのサイズについてだ。
俺は今の今まで、バッハは小ぶりと思っていた。
俺の方が大きいと思っていた。
バッハが音楽に見放され、目の光が死に絶え、一回り大きくなったのが俺だと思っていた。
だから。バッハの持つ楽譜を、ちょっと、よく見てもらえないか。
楽譜はおそらくA4、古来から、お洒落なフリーペーパーでない限り、業務連絡はすべてA4のはず。
新潟市の上古町商店街、通称カミフルでも、業務の資料はA4と信じたい。
長野市でもだ。大好きだよ。
とにかく。楽譜はA4だ。
では。バッハはデカい。
A4サイズをまるでメモ書きのように、提出してくるバッハの肖像画。
「これ、できたから。演奏よろしくね。」
の一場面だ。
俺はピアニスト。バッハのデカさの前に圧倒される、バッハ似の俺。
「ウイ。バッハさん。俺が果たして演奏できるでしょうか。」
「ほらピアニスト達太、よく見て。1枚だ。大丈夫だろう。」
「本当だ。一枚ですね。作曲家って、1枚で提出するんですか。すごいですね。あっと言う間じゃないですか音楽が。」
俺は達太。
ピアニスト達太として18世紀に生きてみた。
バッハと俺は似て非なるので、楽譜の受け渡しをしたところで、ドッペルゲンガー現象でお互いが死ぬことも無い。似てるだけ。
だが俺は、18世紀に生きつつも、この2022年のゴールデンウィークを第二回「劇王」のために生きることにもしている。
そう。中央ヤマモダンの「風呂場まで持っていく秘密」だ。
俺は作、演出。
前回、20分という貴重な制限時間を、俺は前説に登場することで大幅に頂いてしまった。ご馳走様だったね。
以下を参照だよ。
前回、風呂場まで持っていく秘密として、キュウリやテニスやTOTOなど登場したが、
あれは。あれだ。
旧知の友人らが、意外と「じゅて~む」を読んでいるとわかったから。サーヴィスだ。
まるで俺が、PCを共有する彼女を統合しにかかっているようにも映ったろう。俺がテニスやTOTOなんて。
確かに、第100夜を迎えるにあたり、統合は、飲み込みは、相応しい。
俺が江尻さんを飲み込む。第100夜らしい。
だが俺は女性にそんな仕打ちはしない。安心しろ。そして妬くなよ女性読書諸君。
ギャー!!
俺は驚く。子猫が俺の目の前を横切り、可愛らしい限り。
次回、第100夜を迎える。
順調に行けば5月8日(日)が、第100夜。でも俺は暇だと祝日でもエッセイをしてしまうから、第100夜を5月8日(日)まで我慢できるか、疑問だ。
先を急いでしまうのか俺、先を急ぐのも俺らしいな、先を急ぐ?先を急ぐ?
とりあえずカツ丼は、食う、先を食う、つまづいても、食う。
じゅて~む
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