じゅて~む エッセイ編 第38夜
【あらすじ】
N県新潟市やN県長野市でコント活動をする集団の、コント台本を担当している江尻晴子(39歳)が、架空の男性・達太としてエッセイ連載にチャレンジ。
タイトルの「じゅて~む」は愛しているという意味だが、架空の男性・達太が主人公の小説「じゅて~む」からの引用でもある。
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こんばんは。
さて、どちらがお好みでしょうか。
達太39歳高木ブー似の、パラパラ漫画について。
と、達太39歳会社員、生姜焼き定食好き・焼き肉定食好き・マーボー麺好き、が定食屋ではないソノ理由について。
どっちだ。
ファンの声が聞こえない。それは夜だからか?エッセイだからか?どちらでもいい。
では仕方ない。
前者でいこう。
俺のパラパラ漫画を描きたいだと?
はい、どうぞ、書いて下さい。
だがしかし、とても簡単なので美大の課題には不十分と思われる。
そこまで俺は責任をとれない。
面目ない。
あ
俺のパラパラ漫画は、同じ画でいかなければならない。
俺は午前中、一切動かない。
営業時代もそうだった。
そして営業に出ないという、理不尽な理由で総務に回された。
デスクワークが大好きなんだ。
出社し、定食を待つ。
その間も色々な雑務に追われる。だが、定食のことしか頭に無いので、同僚にサポートしてもらう。
そういう想いを画に反映させて欲しい。
だが一個、画をかけば、美大生としての作品になる。もう卒業だ。
からくりは以下。
全部のページに、うつろな三白眼の俺。
俺は一切動かない。
定食を待つのみ。
さて、漫画も同じで頼む。
しかし昼、
漫画の側は焦るだろう。
俺の動きを捉えなければならない・・・。
定食を食べる俺を。
だが、それもクリア。
俺は瞬で定食を頂く。
だからパラパラ漫画にしなくて良いのだ。
2秒後に、皿が空。
また、同じ画で良いだろう。
俺のパラパラ漫画は、読者の想像力、理解力に、よる・・・。
100頁、一貫して様子の変わらない俺に、
俺が、
じゅて~む。
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